ドーピングは悪なのか。

こんばんは。

今日は、路上ライブをやってきました。久々です。

これまでは、誰かしら知り合いを呼んでやっていたのですが、今日は初の試みで、誰も呼ばないでやってみました。

結果、隣で聞いてた一人の方が拍手をしてくれただけで、誰の足も止めることができなかった。

悔しかった。

 

やっぱり知り合いが聞いててくれると、周りの人も気になって聞きに来てくれるもんなんだねえ。

まだ1人にしか拍手してもらえないから。もっともっと練習をして、足を止められるようになろう。あとは、そろそろアカペラ卒業して、マイクやアンプ使ってやりたい。お金ためよう。

 

さて今日は、前ドラマで見て思ったことを書いてみよう。インハンドってドラマだ。

ドラマなんて、もう何年も見てなかったけど、これは見てる。

 

前々回くらいの回が僕は一番好きな回だった。

ドーピングをしてるマラソン選手について取り上げた回だった。その選手は、マラソンを早く走ったその先の世界が見たいって気持ちが強い。

だからドーピングをして、大会の度にタイムをあげることに成功している。

ただし彼は、ドーピングに頼るだけでなく、最大限の努力もしている。

 

また、大会のたびに記録を更新するこの選手の走りを楽しみにしているファンの人も多い。

 

しかし彼は、ドーピングが原因で、体に悪影響が出始め、最後には大会中に倒れてしまっていた。

 

 

さて、ドーピングは悪なんだろうか?

主人公の山P演じる、天才博士は、ドーピングを悪だとは捉えていないようだった。

 

科学の力で、タイムをあげることはダメなのだろうか?

ラソン選手は、幼い頃や普段の練習環境(例えば、標高の高い所に住んでいるか、低い所に住んでいるか。)で、タイムに差が出ることは往々にして、あるらしい。

これを「物理の力」でマラソンタイムをあげている。とする。

ご存知の通り、この「物理の力」を使って、マラソン大会に出場することは何も悪ではない。

 

では、科学の力。つまり、ドーピングをして、マラソン大会に出場することはどうだろう。ドーピングは世間一般では、悪だとされている。

 

山P演じる天才博士は言った。

科学はダメで物理はいいのか。

と。

 

重ねるが、このマラソン選手は、練習を怠けて、ドーピングに手を出したわけではない。

その証拠に、彼は、ドーピングに手を出す前から大会で優秀な記録を残していた。(確か。)

 

彼は、厳しい練習を重ねた上で、それでもその先のタイムの世界を見てみたいから、ドーピングをしていたのだ。自分の体が壊れていくのも知っているけど、それでもその世界見たいから。

 

そんな彼の走りを楽しみにしているファンの人もいる。

ドーピングをしても、誰かに害を及ぼすことはない。

 

さて、科学の力はダメなんだろうか?

ドーピングをした彼の走りは偽物だったのだろうか?

では、物理の力で速く走る人の走りは偽物ではないのか?

うーん。分からない。

 

ドーピングは、「努力は裏切らない。」という信念を掲げている選手への冒涜になる?だからダメなのかな?とか考えてみたけど、じゃあ物理の力は冒涜にならないのか?って考えたら、何とも言えない。

 

やっぱり分からない。

 

悪なのかそうじゃないのか。本物の走りなのか、偽物の走りなのか。

どうやってそれを決めるんだろう。人に迷惑さえかけなければ、それを決めるのは本人でいいんじゃないか。

って僕なんかは思ってしまった。まして彼は、誰よりも努力してたんだし。

 

努力を定量化できるようになったら、ドーピングをしてもいい選手としちゃダメな選手を上手く分けられるんじゃないか。今思ったけど。

それができないから、ドーピング=悪ってルールを作ってるんだろうなあと今思った。

 

話がぐちゃぐちゃになってるけど、このドラマ見て、

ドーピングがダメと言われてるから、ダメ。と思い込んでいた自分の頭の固さを思い知らされた回だった。

 

で、この話を見てさらに思ったのが、ピエール瀧の話だ。

彼は、コカインを使う生活を送りながら、芸能活動を行っていた。

そんな彼は、俳優としてたくさんの人の心を動かすたくさんの作品に携わっていた。

 

松本人志ピエール瀧が出た作品に対して、「ドーピングだと思うので、ダメだなと思いますね。」と言った。

 

果たしてこれは、「その通り。ドーピング作品だよね。」と頷いていいものなんだろうか。

松本人志からすると、ドーピング作品かそうでないかの違いは、合法か、非合法か、なようなんだけど、それでいいのだろうか。

この理屈は、大麻が合法な国と非合法な国がある以上、作品がドーピングかどうかは国の法律に依存することになる。

そう考えると、「その通り。ドーピング作品だよね。」とは安易には言えない。

 

 

一部の麻薬はドーピングよりも周りの人に害を与える可能性が高いように思うから、禁止にするのは分かる。

 

けど、ドーピングを始め、よく考えたら何でダメなのか分からないものを禁止していることは溢れている気がする。

 

何にも考えずに今日はグダグダとブログを書いてしまったけど、

要は、ドーピングも麻薬も、ダメと言われてるから、「はい、ダメですね。」で終わるのは思考停止だな。

って思ったってことだ。

 

こんなブログだけど読んでくれた人、ありがとう。