先生が、授業中寝てる学生を起こす理由に感動した話。

こんばんは。つきしまです。

もう先々週の話なんだけど、先生が授業中に寝てる学生を起こす理由を聞いて感動した。

寝てたって誰にも迷惑をかけないからいいじゃないか。と思ってる学生は是非読んでみて欲しい。

僕も寝てたって先生の授業に対するモチベーションを下げる以外の迷惑はかけてないだろ。って思ってたが、この先生の話を聞いて、授業は寝ない方がいいと思えた。

その先生は、寝てる学生がいるといっつも、起こす先生だ。
それも、教壇から「寝るなよー」とか言うわけではない。寝てる学生の席までわざわざ行って、学生を起こす。
もちろん全学生に目は届かないだろうけど、寝てる学生を見つけたら、都度都度先生は起こしに行く。

しかもこの授業は少人数の授業ってわけでもない。50人以上はいるくらいの規模の授業だ。

僕は毎回学生を起こしに行く先生を見て、
「寝てる人なんてほっとけばいいじゃんか。寝たいなら寝かせればいいのに。一々めんどくさくないのか?」
と思っていた。

そんな時、先生が先々週あたりの授業で、わざわざ学生を起こしに行く理由を話してくれた。
これを聞いて、自分の考えが如何に浅はかであったか思い知らされた。
その理由とは、

寝てると、学生は自分が話したことを部分的に聞くことになる。その結果、伝えたいこととは異なる学びをして欲しくないから。

だそうだ。

例えば授業中の先生の発言で、

世界には〇〇という国があってね、
この国では、人をいじめることが良しとされてるんですよ。

って発言が仮にあったとする。
授業中寝てる学生がいたらこの発言の

「この国では、人をいじめることが良しとされてるんですよ。」

という部分だけ切り取って聞いてしまうかもしれない。
するとこの学生は、日本ではいじめをしていいって思われてるんだと解釈するかもしれない。

こんな感じで、学生が寝てしまうと部分的に先生の話を聞くことになる。

それによって先生が伝えたいことは違った理解をする可能性を恐れて、先生は学生を執拗なまでに起こしているのだということだ。

「寝るくらいなら、教室の外で寝てくれ。」ともこの先生は言うが、それも納得だ。

僕は正直、授業中に学生を起こす先生って、
自分の話を聞いてくれないと寂しいから、とか
話を聞かれてないことがイライラするから、って理由が大半だと思っていた。

それに、わざわざ学生を起こす先生って、嫌われやすいと思う。少なくともあんまり好かれる先生ではないはずだ。

そんな嫌われ役になってでも、
自分の伝えたいことをできる限り誤解のないように伝えようとする先生の信念みたいなものに、僕は何よりも感動したのだ。

 

余談だけど、

僕はこの先生の授業を受けると毎回毎回、色んな考え方を知ることができるから、この授業が大好きだ。受けてよかったなと思う授業だ。

 

このブログを読んでくれてる人の中に、授業中寝てしまう学生は、いるだろうか?

授業は寝ない方がいいと、心から思ったよ。

 

今日も読んでくれてありがとうございました。